津島でら寺巡り(2020.1.5)
令和2年最初の津島でら寺巡りが、1月5日(日)に開催された。
巷間では正月休み最終日となる日曜は、最高気温が10℃に届かない厳しい寒さとなったものの、睦月特有の澄み切った空気が心地好い晴天に恵まれた。
11月と同様、今回も「津島まち歩きツアー」のコースとなったでら寺巡り。
9時30分、津島駅に集まったツアー参加者は2グループに分かれ、観音寺、蓮台寺、照蓮坊の三箇寺を巡った。
題して、「令和初新年 初祈祷と精進料理」
牛玉山 観音寺(津島市天王通り6-43)
御住職の手ほどきで塗香(ずこう)を終えた一行は、「うでわ念珠づくり」を体験した。
自ら手作りした念珠は、一つ一つ護摩焚きでご祈祷していただけるのだ。
ギャラリーでは、御朱印の仏画で名高い副住職の筆による大迫力の墨絵を見学した。
九品山 蓮台寺(津島市弥生町6)
本堂では、御住職がお忙しい法務の合間を縫って、御朱印を授与していた。
同じく本堂で開催されていた「飾り巻きずしワークショップ」も、大盛況。
帝護山 照蓮坊(津島市宝町20)
御住職を囲んで、精進料理を堪能したツアー一行。
本堂奥の座敷は、出張お寺カフェに。
「山の薬膳ごはん よもぎ」(滋賀県米原市甲津原452)さんによる精進カレーは、今回も大人気であった。
本堂では、展示販売が行われた実用的かつ“ゆるかわ”なクラフト作品に、多くの参拝者が足を止めていた。
今回はツアーコースをはなれた三箇寺も、令和最初の新年に相応しい款待(もてなし)で参拝者を迎えた。
青龍山 吉祥寺(津島市中野町7)
吉祥寺のお庭は、いつお参りしても四季折々の花が咲いている。
お庫裏さまの御差配なのだろう。
ナンテンが、「よう、いりゃあした!」と言ったような気がした。
大珠山 龍渕寺(津島市瑞穂町1-8)
今回も、御本尊の塗り絵体験が開催されていた。
御住職の手元に注目。
ファン待望、龍渕寺オリジナル御朱印帳が完成したのだ。
こちらは、墨絵師「御歌頭(おかず)」氏の筆による双子地蔵。
御歌頭さんの作品は他に、如意輪観音仏と平野長康公の色紙を額装しているそうで、近日公開だとか。
牛頭山 宝寿院(津島市神明町2)
御本尊である薬師如来像は秘仏のため、御開帳は1月1日から8日まで。
一年のうち、僅か8日間だけ拝むことができるのだ。
元日より続いていた新春厄除け護摩祈祷がこの日も行われ、多くの参拝者を集めていた。
こちらも、副住職の手元にご注目。
宝寿院オリジナル御朱印帳は、新年から新しいデザインが仲間入りした。
そして6か寺を巡りスタンプを全て集めた方限定で授与させていただいている寄せ書き御朱印は、令和初新年を記念して特別の授与も行われた。
「津島でら寺巡り」、次回の開催は3月1日(日)を予定している。
弥生 三月、朔日(ついたち)参り……令和二年も、津島でら寺巡りに乞う御期待――。