津島でら寺巡り癒しの灯籠(2020.11.1)
コロナ禍により3月以降の開催中止が続いている「津島でら寺巡り」だが、去る11月1日(日)、久しぶりに行事が行われた。新型ウイルスの感染が収束しない状況を鑑み告知なしの開催であったが、参加寺院が灯籠の一斉点灯を行った。
夕方4時。観音寺(津島市天王通6-43)では新型コロナウイルス収束、令和2年7月豪雨復興を祈念し、法会「散華」(さんげ)が行われた。
告知なしのため、少ないながらも伝え聞いた参列者が見守る中、粛々と行事が進行されていった。
夕方5時。灯籠に明かりが灯る。
夕闇の訪れとともに灯籠の灯りが際立ってくる。
夕闇の中、善福寺(津島市筏場46)からは笙の音色が流れてきた。
名古屋を拠点に活動する「主韻会」による雅楽演奏が行われ、音色に誘われた近隣の人々が灯籠の灯りと荘厳な旋律に魅了されてか、長い間たたずんでいた。
龍淵寺(津島市瑞穂町1-8)ではご住職が一心に御影にとりくんでおられた。
コロナ禍で直書き御朱印の受付を休止しているため、時間が出来たと苦笑する。
ひとつひとつ願いを込めて描かれた灯籠が並べられている。
夜も更け静けさを増していく。
【吉祥寺(津島市中野町7)】
【照蓮坊(津島市宝町20)】
空には満月。
災禍の収束へ祈りを込めて…思いが天に届きますように。
心置きなく集える日まで。